リモートデスクトップで実家のパソコントラブルに直接対応
リモートデスクトップとは?
リモートデスクトップとは、あるコンピュータのデスクトップ画面を、ネットワーを通じて他のコンピュータに転送して遠隔から操作することです。
一人暮らしでパソコンが(親よりは)詳しいという人、たまに親からパソコンについてのSOSが来ることはありませんか?
そういう場合電話で状態を聞いて指示を出すのではなく、直接操作できたら…とは思いませんか?
リモートデスクトップ機能ならばお互いのパソコンの電電がついていてネットに接続しており、操作できる状態ならば遠隔操作が可能になるのです。
これならばハード面でのトラブルは無理でも、〇〇の操作がわからないなどのSOSは直接対応できます。
私はこれをWake on Lan(遠隔地からパソコンの電源オン)と組み合わせて帰省中に自宅のパソコンの操作をしようとしましたが失敗しました。
クロームリモートデスクトップでリモートデスクトップ
じつはウィンドウズのOSがPro以上のグレードのものはデフォルトでリモートデスクトップ機能が付いています。
しかし、多くの家庭用パソコンのウィンドウズのOSはHomeなので利用できません。
そこでグーグルが提供している「クロームリモートデスクトップ」の使い方を説明します。
まずお互いのパソコンにグーグルのブラウザのクロームが入っていて、グーグルアカウントを取得していることが前提となります。
注意しなければならないのはどちらのパソコンの電源も入っている必要があるということです。
ホスト(操作される)側
- パソコンでクロームを開きます。
- アドレスバーに「remotedesktop.google.com/access」と入力します。
- [リモート アクセスの設定] でダウンロードをクリックして拡張機能を追加します。

- 右上の拡張機能一覧からクロームリモートデスクトップのボタンをクリックしてchromeリモートデスクトップの画面に移ります。

- 適当に識別できるようにパソコンの名前を付けて、PIN(認証番号)を設定します。

ポスト(操作する)側
- ホスト側と同じグーグルアカウントで、同じようにchromeリモートデスクトップの画面に移ります。
- 操作したいパソコン名を選択して設定したPINを入力します。

クロームのブラウザで操作可能となります。
タブを閉じればセッションが切断されて、リモート操作が終了します。
後はブラウザ上で普通のパソコンと同じように操作できます。
これは向こうからもポインターの動きで何をしているのかわかるので、こちらから操作をして何か問題を解決するだけではありません。
こちらから操作して実演して見せることで、教えたいこと(例えばネットショッピングのやり方)をわかりやすく伝えることが可能となります。
実家の親からパソコンの先生として頼りにされている人、いざという時に備えて実家に帰ったときリモートデスクトップの設定をしてみてはどうでしょう。